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2025年9月1日(月)、尾道市監査委員会へ口頭陳述の機会が設けられました。

陳述は法律で定められており、監査請求をした理由などを述べる機会です。

当日は、意見陳述書を監査委員会に提出(監査委員用3通・委員会事務局用1通)。

8月29日の意見交換会で参加者の皆様からいただいたご意見を添え、口頭陳述いたしました。

以下に要約と意見陳述書を掲載しますので、ご確認くださいませ。

弁護士による監査委員会への意見陳述

【要約】
1.請求の内容
尾道市が進めている「みなと小学校」「みなと中学校」の新校舎建設に関する費用の支出を止めてほしい、というものです。
理由は「既存校舎を改修した方が安く済むのに、市が不必要に新築を進めている」と考えるためです。

2.市の説明に対する疑問
・教育長が「校舎の建物は老朽化しているので新築が必要」と答弁したが、実際には「まだ十分に使えるのに」という点がある。
・少子化で児童数が大きく減っているのに、新しい大規模校舎を建てることは矛盾している。

3.前回の監査請求との違い
前回は「まだ予算が確定していないから支出の確実性がない」として退けられました。
しかし今回は、既に入札契約が進んでおり(小学校で約32億円、中学校で約26億円)、実際に支出が始まる状況にあります。

4.問題点
・「支出前は止められない」「支出後は止めても損失が大きい」として、結局どの段階でも市民が無駄遣いを止められない構造がある。
・このままでは、市民の声を無視して大規模事業が進められてしまう。

5.求めること
監査委員には、一旦工事を止めて「本当に新築が必要なのか」「もっと安く済む方法があるのではないか」を冷静に判断してほしい、と訴えています。

詳細はこちらの書面をご確認ください。
弁護士意見陳述書

尾道の未来を考える会 代表による監査委員会への意見陳述

【要約】
1.陳述の背景
・昨年に続き2回目の陳述。前回は「まだ工事が確実でない」として退けられたが、趣旨は変わらない。
・監査請求を行う原動力は「尾道の将来への危機感」。
・尾道では若い世代が福山へ流出しており、その理由は子育てや教育支援の不足にある。市が観光や建物整備ばかりに投資してきた結果だと指摘。

2.市民の声
・今回は約1800人の市民から委任状を集めた。
・「行政がこんな馬鹿げた建築を進めているとは知らなかった」「どうしようもないと思っていたが声をあげたい」と多くの市民が共感。
・「児童数減少が確定しているみなと小に巨額投資するなら、高須小など必要な場所に予算を回してほしい」という声も。

3.新築計画への疑問
・市教委自身が「少子化が想定を上回っている」と認めながら、新築計画は見直されていない。
・既存校舎は耐震工事を前提とした設計も済んでおり、改修で十分対応できるはず。
・教育長は議会で、請求人側の試算を「老朽化を前提にしていない」と根拠なく否定した。これは誤った情報提供であり、市議会も正しい判断ができなかった。

4.監査委員への要望
・監査委員は単なる予算チェックではなく、「市民にとって有益かどうか」を独立した立場で判断すべき。
・経営や会計の専門家として、それぞれの視点から冷静に審査してほしい。
・行政の裁量権を追認するだけでは監査委員会の存在意義が問われる。

5.結論
・新築計画は将来世代に巨額の借金を残し、尾道市の衰退を招く。
・税金と借金でまかなう以上、監査委員会自身の問題でもある。
・今回こそ、公正で科学的な検証を行い、明確な結論を出してほしいと訴えた。

詳細はこちらの書面をご確認ください。
尾道の未来を考える会 代表意見陳述書

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